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(きようおんじ)〈時宗(じしゅぅ)〉 |
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鎌倉三十三所観音霊場第十二番札所。静かな住宅街のなか、表欄間に十六羅漢の木彫が施された山門の奥にあるこぢんまりとした寺。この一帯は旧名米町といわれた。 以前この地には光明寺の末寺善昌寺があったが、廃寺となってから、1678(延宝6年)、貴誉上人によって材木座の光明寺境内にあった教恩寺が移築されたという。教恩寺は小田原北条氏の三代、北条氏康が建立したとされる。
山門におおいかぶさるようなタブの古木やサクラ、よく手入れされた境内に咲く草花が、ひととき喧噪を忘れさせてくれる。 |
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住所 |
鎌倉市大町1−4−29 |
電話 |
0467-22-4457 |
拝観料 |
志納 |
拝観時間 |
10時〜15時 |
アクセス |
JR鎌倉駅東口から徒歩7分 |
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教恩寺・寺史さらに詳しく |
宗派 |
時宗藤沢清浄光寺末(じしゅうとうたくしょうじょうこうじまつ) |
山号寺号 |
中座山大聖院教恩寺(ちゅうざさんだいしょういんきようおんじ) |
創建 |
1678(延宝6年) |
開山 |
知阿上人 |
開基 |
北条氏康 |
本尊 |
阿弥陀如来三尊 |
寺宝 |
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本尊の木造阿弥陀三尊像(県重文)の他、秘仏の聖観音菩薩像。 |
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(じょうえいじ)〈ぼたもち寺、日蓮宗) |
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「ぼたもち寺」という呼び名で親しまれている。
1253(建長5)年、鎌倉に入って布教を開始した日蓮は、『立正安国論』を著して北条時頼に上呈し、念仏信仰を捨て法華経を信奉することをすすめた。そのため1271(文永8)年9月12日には、幕府によって捕えられ、鎌倉の大路、小路を引回しのうえ、竜口の刑場で斬首されることになった。奇蹟的に難をまぬかれて佐渡へ流罪となったが、その刑場への途次、この地に住んでいた桟敷の尼が胡麻のぼたもちを捧げて日蔭に供養したという。〈ぼたもち寺〉の由来である。
〈桟敷〉とは展望台のことで、源頼朝は、この地の山上に桟敷を追って由比が浜を遠望したという。その故地に、江戸初期に本寺は開創された。 |
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住所 |
鎌倉市大町1-12-11 |
電話 |
0467-22-4570 |
拝観料 |
無料 |
拝観時間 |
9時〜17時 |
アクセス |
JR鎌倉駅東口より徒歩8分 |
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常栄寺(ぼたもち寺)・寺史さらに詳しく |
宗派 |
日蓮宗 |
山号寺号 |
慧霊山常栄寺(えうんざんじょうえいじ) |
創建 |
1606(慶長11年) |
開山 |
日詔上人(にっしょうしょうにん) |
開基 |
日祐法尼(にちゆうほうに) |
本尊 |
三宝祖師 |
寺宝 |
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日蓮上人にぼた餅を勧めた嫗が使っていたといわれる鉄漿壷(おはぐろつぼ)と木鉢が伝わる。 |
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(あんよういん)〈浄土宗〉(じょぅどしゅぅ) |
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祇園山安養院田代寺は、五月を迎えると名越街道沿いに、鎌倉一といわれるツツジの植込みを見ながら山門をくぐると正面に本堂、右に庫裏、左に地蔵堂が建っている。そこから本堂の裏へまわると宝篋印塔が2基立っている。左の小さい方が北条政子の墓、右は尊観上人の墓と伝わる重文で、鎌倉に現存する最古の塔とされる。また本堂の左手前には尊観上人手植えと伝わる榎の木も茂っている。
もとは良弁尊観が開いた浄土宗名越派善導寺の地だが、同寺は1333(元弘3年)、鎌倉幕府滅亡の際、戦火で焼失した。 1225(嘉禄元年)、北条政子(1157〜1225)は亡夫源頼朝の菩提のために、開山に願行房憲静(がんぎょうぼうけんじょう)を迎えて佐佐目(笹目)に律宗の寺を開創したという。
憲静は律(出家者の集団生活上の規則)に精通した高僧で、理智光寺(廃寺)を開いたことでも知られる。鎌倉幕府崩壊後、浄土宗の善導寺跡の現在地に移り、政子の法名にちなんで〈安養院〉と改めたという。1680(延宝8)年の火災で全焼し、比企ガ谷(ひきがやつ)の妙本寺近くにあった田代観音堂を移して再建した。 |
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住所 |
鎌倉市大町3−1−22 |
電話 |
0467-22-0806 |
拝観料 |
有料 |
拝観時間 |
8時〜16寺30分(7月8日、12月29〜31日拝観不可) |
アクセス |
JR鎌倉駅東口より緑ヶ丘入口行バス名越四角下車徒歩2分 |
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安養院・寺史さらに詳しく |
宗派 |
浄土宗 |
山号寺号 |
祇園山安養院田代寺 |
創建 |
1225年(嘉禄元年) |
開山 |
良弁尊観 |
開基 |
北条政子 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
寺宝 |
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本尊ほか、徳治三年銘の宝篋印塔など。 |
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