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(ちようしようじ)〈日蓮宗〉 |
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桜並木の参道の奥に宝珠をのせた大屋根の本堂かおり、その前に四天王像に守られて日蓮聖人像が立っている。東京洗足池から移された高村光雲の傑作である。ここは当地の領主石井長勝が1263(弘長3年)に日蓮のために開いた草庵に始まると伝わる古刹。本堂の南側の法華堂から石段を登ると、昭和35年に事故死した俳優赤木圭一郎の像かおり、さらに登った鎌倉材木座霊園の奥に碑も立っている。
この霊園から老人福祉センターの前を通って名越へ下る途中にも日蓮の松葉ガ谷草庵跡と伝わる地かおり、聖人像が立っている。
弘長3(1263)年、日蓮聖人に帰依して出家した名越の領主石井長勝が自分の邸宅を提供し、日蓮聖人を開山として建立。一説には日蓮聖人の最初の小庵は長勝邸近くとも伝わるが詳細は不明。
日蓮聖人の松葉ケ谷法難の跡という伝承が伝わる。日蓮聖人(1222〜1282)に帰依していた石井藤五郎長勝(いしいとうごろうながかつ)が、流されていた伊豆から鎌倉に戻った日蓮聖人のために結んだ庵を寄進、これが寺の起源となった。
桜並本の参道の正面には、帝釈天をまつる大堂、帝釈堂がある。
1260(文応1)年の松葉ガ谷の法難のとき、帝釈天は白い猿に姿を変えて日蓮を避難させたという。
〈帝釈天〉は古代インド神話の最強の神で、仏教に取り入れられて須弥山(仏教で宇宙の中心をなすという巨大な山)の山頂の宮殿に住して仏法を守護しているとされる。
境内に入ると高村光雲作の巨大な日蓮聖人像に迎えられる。 |
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住所 |
鎌倉市材木座2−12−17 |
電話 |
0467-25-4300 |
拝観料 |
無料 |
拝観時間 |
特になし |
アクセス |
JR鎌倉駅東口から徒歩25分
JR鎌倉駅東口より緑ヶ丘入口行きバス、長勝寺下車徒歩3分 |
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長勝寺・寺史 さらに詳しく |
宗派 |
日蓮宗 |
山号寺号 |
石井山長勝寺(せきせいざんちょうしょうじ) |
創建 |
1263(弘長3年) |
開山 |
日蓮大聖人 |
開基 |
石井長勝 |
本尊 |
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寺宝 |
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法華三昧堂のほか日蓮大聖人像、鎌倉時代の作という不動明王画像、日蓮聖人が使用した三つ組繰り膳、燭台一対、鰐ロー懸などがある。 |
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(みょうちょうじ)(日蓮宗) |
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開山の日実上人は、伊豆で日蓮の命を救った漁師、舟守弥三郎の子(一説には本人)であり、後に鎌倉を訪れた彼は沼浦に一堂を建立した。これが妙長寺の始まりという。
1878(明治11年)建立の鱗供養塔は、鎌倉、逗子、三崎の漁師や魚商たちの手によるもの。
古くから庶民に親しまれてきた寺であることがわかる。
『高野聖』などで知られる作家・泉鏡花は、1891(明治24年)のひと夏をこの寺で過ごした。
その時のことを小説『みだれ橋』(後に『星あかり』と改題)に書いている。「・・・雨戸の中は、相州西鎌倉乱橋といふ、法華宗の寺の、本堂に隣あった八畳の、横に長い置床の附いた座敷で・・・」 |
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住所 |
鎌倉市材木座2−7−41 |
電話 |
0467-22-3544 |
拝観料 |
無料 |
拝観時間 |
特になし |
アクセス |
JR鎌倉駅東口より九品寺循環バス水道路下車徒歩1分 |
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妙長寺・寺史 さらに詳しく |
宗派 |
日蓮宗 |
山号寺号 |
海潮山妙長寺(かいちょうざんみょうちょうじ) |
創建 |
1299(正安元年) |
開山 |
日実上人 |
開基 |
日実上人 |
本尊 |
三宝祖師 |
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来迎寺 |
(らいこうじ)(時宗) |
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源頼朝が1194(建久5)年、三浦義明の菩提のたぬ建立した真言宗の能蔵寺を前身とする寺院である。その後、音阿が時宗に改め、寺名も来迎寺にしたという。義明(1092〜1180)は、石橋山の合戦に敗れた頼朝のもとに一族を向かわせ、自らは衣笠城に1人とどまって平氏の追討軍に討たれたという。本尊は義明の守り本尊と伝える阿弥陀三尊像で、境内には義明墓という五輪塔がある。 |
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住所 |
鎌倉市材木座2−9−19 |
電話 |
0467-22-4547 |
拝観料 |
無料 |
拝観時間 |
9時30分〜16時30分 |
アクセス |
JR鎌倉駅東口より九品寺循環バス、五所神社下車徒歩5分 |
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来迎寺・寺史 さらに詳しく |
宗派 |
時宗藤沢清浄光寺末(じしゅうとうたくしょうじょうこうじまつ) |
山号寺号 |
随我山来迎寺(ずいがざんらいこうじ) |
創建 |
1194(建久5年) |
開山 |
音阿上人 |
開基 |
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本尊 |
阿弥陀三尊 |
寺宝 |
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本尊木造阿弥陀三尊立像の他、義明と多々良三郎の五輪塔、応永・正長年銘などの宝篋印塔、子育て観音像。 |
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