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(めいげついん)(あじさい寺、臨済宗〉 |
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アジサイ寺と呼び親しまれている寺。ロウハイ・水仙・ボケ・桃……と年中何かの花が咲いているが、六〜七月のアジサイ期以外は人影も少な<、落ち着ける。 山門をくぐってすぐ左へ曲がると北条時頼廟所と墓所がある。
本寺の趣は、人気のまばらな晩秋から早春にかけて深いように思われる。やはり独特の雰囲気と魅力をもつ花の寺である。
福源山明月院に至る道の左右は、その地名を以前、管領屋敷といった。室町時代、鎌倉公方の執事をつとめた山ノ内上杉氏の屋敷跡であったからである。
明月院は、平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道(しゅとうぎょうぶだいすけとしみち)の菩提を弔うため、1160(永暦元年)、俊道の子、山ノ内経俊により創建された明月庵を起源とする。
五代執権北条時頼の邸宅跡に建つ。時頼建立の最明寺(廃寺)を後に時頼の子時宗が再興し禅興寺と改名。
明治初頭に廃寺となりその一塔頭(たっちゅう)だった明月院だけが残った。 |
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住所 |
鎌倉市山ノ内189 |
電話 |
0467-24-3437 |
拝観料 |
有料 |
拝観時間 |
9時〜16時30分 |
アクセス |
JR北鎌倉駅から徒歩10分 |
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明月院・寺史さらに詳しく |
宗派 |
臨済宗建長寺派 |
山号寺号 |
福源山明月院 |
創建 |
明月庵・1160(氷暦元年)、禅興寺・1268(文永5年)頃 |
開山 |
密室守厳 |
開基 |
上杉憲方 |
本尊 |
聖観世音菩薩 |
寺宝 |
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彫刻では上杉氏の祖といわれる木造上杉重房坐像(国重文)、塑造北条時頼坐像(県重文)がある。明月院絵図(国重文)は禅興寺隆盛の頃を示す貴重な資料。寺宝は公開されないが、一部が鎌倉国宝館に寄託されている。 |
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浄智寺 |
(じょうちじ)〈臨済宗、もと鎌倉五山第四位〉 |
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総門手前の近くに小さな石橋のたもとには、鎌倉十井のひとつ「甘露ノ井」が残っている。海に近い鎌倉の水はあまりおいしくなかった。この井戸の水は名水として、近隣の暮らしを潤していたという。
その総門を抜け、すり減った鎌倉石の石段を登る。石段の先に見える中国風楼門が少しずつ近づいてくる。
浄智寺を訪れる誰もがこの情趣に浸り、禅刹の柁び寂びを肌で感じるはずである。浄智寺の開基は8代執権北条時宗の弟宗政夫人とその子師時で、宗政の菩提のために建立したとされる。
創建は弘安4(1281)年、開山は兀菴普寧だが、ほかに大体正念と、普寧の弟子の南州宏海を準開山として迎えたといわれる。本尊は曇華殿に安置される三世仏(阿弥陀、釈迦、弥勒)の各坐像で、それぞれ過去、現在、未来を代表する如来としている。いずれも法衣を台座から垂らした中岡未朝風なのが特徴だ。 |
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住所 |
鎌倉市山ノ内1402 |
電話 |
0467-22-3943 |
拝観料 |
有料 |
拝観時間 |
9時〜16時30分 |
アクセス |
JR北鎌倉駅から徒歩8分 |
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浄智寺・寺史さらに詳しく |
宗派 |
臨済宗円覚寺派 |
山号寺号 |
金宝山浄智寺 |
創建 |
1281(弘安4年) |
開山 |
南洲宏海、大休正念、兀庵普寧 |
開基 |
北条師時 |
本尊 |
三世仏 |
寺宝 |
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鎌倉様式の典型的作風の本尊木造三世仏坐像の他、禅宗の祖師達磨大師の木像、木造南洲宏海像、大休正念像、南北朝期の木造観世音菩薩立像。
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